第9回「ライティングのコツその1〜見出しに結論を入れよう」 。チラシ制作のためのフリーソフト活用方法

チラシの作り方をフリーソフトを使って解説

広告クリエイターによるコラム「売れるチラシを考える」

第9回「ライティングのコツその1〜見出しに結論を入れよう」

広告としてのチラシづくりで、最も大切なのは、デザインの善し悪しではなく、「情報がすぐに伝わるかどうか」だと思います。チラシを受け取った人は、それを読むのか、ゴミ箱へ投げ捨てるか、ほんの数秒のうちに判断して決定します。そして、それを決定する要因は、「自分にとって、必要な情報が書いてあるか否か」です。つまり、パッと見で、お得情報なのか、ただの紙くずなのかを判断しています。そこで大事になってくるのが、今回のテーマの「見出し」です。皆様にも経験があると思いますが、チラシを受け取ったとき、まず目がいくのは、大きく書かれた文字や写真ではないでしょうか。小さく書かれた文章からいきなり読む人はいないと思います。


見出しに結論を入れる

チラシに大きく書かれた文字、つまり見出しにあたる部分ですが、ここに一番伝えたいことをできるだけシンプルな文として入れることが大切です。しつこいようですが、チラシは受け取られてからのほんの数秒間が勝負です。だらだらと長ったらしい見出しではいけません。例えば、新発売のよく落ちる洗剤のチラシ広告を作成するとします。

例1:油汚れやしつこい汚れもお任せください!新しい洗剤の誕生です。
例2:ミクロン単位の粒子が汚れをアタック!食器がらくらくピカピカに。

例1と例2どちらが優秀な見出し文だと思いますか?
例1は一見よさそうですが、この商品が具体的にどういいのか、買うと自分に良いことがあるのか、いまいち伝わってきませんね。それに対し、例2は、面倒な食器洗いの手間から開放されるのではないか、という期待感を募らせてくれます。

読み手の気持ちになる、ということが何よりも大切です。今日から皆様も家のポストに入っているチラシ等を見て、研究してみてはいかがでしょうか?